Gazebo 8.xリリースして何が変わるのか
さて,OSRFからGazebo8.0が2017年1月25日にリリースされます(予定).
何が変わるのかちょっと見てみましょう.
変更点
- GUI plotting utility and system instrospection
- GUI model editor
- Generalization of Actor animations
- QT 5 support
- Import OBJ files
- Support for Wind
- Quadcopter simulation
- Built-in video recording
Windowsのサポートがまた消えているでござる…. ちなみにもともとGazebo7.0のときに予定に書いてありましたけどね…繰越しまくりである.
何も言わずに変えてくるのでこれももしかすると確定ではないかも.
軽い説明
基本的にはGUIを強化してくるみたいです.ある種基本的な部分は成熟したと言えるのかな?
- Generalization of Actor animations
行動の一般化とのことですが,何をどのように一般化するんでしょうか? API系の変更の可能性が高いですね.
- QT 5 support
QTとはGUI開発のためのライブラリ群です. これもAPI中のgui.hh辺りの変更であると思われます.
- Import OBJ files
objファイルとは3dモデルデータの保存形式の一つです. 現状(7.4)ではdaeファイルのみのサポートなので増やしたということだと思われます.
- Support for Wind
風のシミュレーションです.それよりも球に対しての摩擦をサポートしてほしい感.
- Quadcopter simulation
ドローンのシミュレーションができるようになります. もともとなかったかな?
- Built-in video recording
スクリーンショットと同様にビデオキャプチャができるようになると思われます.
諸注意
ROSを入れている方はおそらく時間がたたないと使えないと思います. 後,サポートが2019年と7.xより短い(7.xは2021年)ため,9.0への布石感が強いですね.
またリリース後に変更点を追ってみようと思います.