Gazebo8.0リリース記念
リリースされました. というわけで所感をまとめていきます.
ハイライトは以下の通りです
- Plotting Utility
- Video Recording
- QT5 support
- Visual markers
- Improved quadcopter simulation
- Import OBJ files
- Generalization of Actor animations
- Migration to Ignition-math
ちょいちょい前と書いてたことと変わってますね.
GUI面
まずは見た目を見てみましょう.
Gazebo7.5.0
Gazebo8.0.0
まあ,あんまり変わってないです.ボタンが増えたかな?
というわけで次
Plotting Utility
モデルの状態などをプロットして逐次見ることができる機能.
[window] → [plot] または 右上にあるグラフのアイコンをクリック. または Ctrl+p
で起動します.
こんな感じの画面が出てきます.
デフォルトではx軸がsim_time(シミュレーション内の時間)で,y軸が空です.
ではなんか適当に動かしてみましょう.
turtlebot君を等速直線運動させました
前に進んでいる様子が見れますね.
このグラフをpdfにしたり,移動をcsvにできるみたいですが今表示されている範囲しか値がとれず 逐次更新される形式でもないみたいです.
逐次にできれば結構使えそうですけどねぇ.
Video Recoding
ほぼ,文字通り. 右上のほうのビデオボタンをクリックして録画を開始,停止する.
mp4,ogv,v4lに対応.
mp4以外よく知らない.
Qt5 Support
QtとはGUIのツールキットです. Qt5への以降が行われています.
私はQtに詳しくないので(教えて偉い人) GUI自体に現れているかは分からないですが
APIを作成する際のC++のヘッダファイルには違いがありました. インストール方法にもよりますが
/usr/include/gazebo-<version>/gazebo/gui/qt.h
を見比べますと
gazebo7.5.0
#include <QtGui> #include <QX11Info> #include <QWidget> ...
gazebo8.0.0
#include <QtCore/QtCore> #include <QtCore/QPoint> #include <QtCore/QPointF> #include <QtCore/QSignalMapper> #include <QtGui/QBitmap> #include <QtGui/QDrag> #include <QtGui/QPainter> #include <QtGui/QResizeEvent> #include <QtGui/QStandardItem> #include <QtGui/QVector3D> #include <QtGui/QWindow> #include <QtWidgets/QAction> #include <QtWidgets/QApplication> #include <QtWidgets/QButtonGroup> #include <QtWidgets/QCheckBox> #include <QtWidgets/QColorDialog> #include <QtWidgets/QComboBox> ...
定義の仕方に違いがあり,どうも調べるとちゃんとQt4からQt5の書き方に変わっているみたいです.
詳しくないので間違っていたらごめんなさい.
Visual markers
シミュレーションに影響しない(衝突したりしない)マーカーの作成できるそうです.
C++でAPIを書くかgz marker <command>
でできるそうです.
Gazeboを起動後
gz marker -m 'action: ADD_MODIFY',type: TEXT, text:"Hello World!!", id: 2, scale: {x:1.2, y:1, z:2.1}
をするとこんな感じ.
なぜか位置調整ができなくて裏側から見てますが.
残りは次回にします.